2010-12-16

イケ



ブラウブリッツNo.8 池田昌広選手がチームを離れると聞いたとき、後悔が残った。

後期はケガで出場機会が減ったし、出ても前期のような感じがしなかったので、
あまり被写体として追っていなかったのだ。



来年は開幕から全開でやってくれると、身勝手に期待していた。



俺は初めてブラウブリッツの試合を撮影したときに、一瞬で彼のプレーに魅了されたし、
それ以来、彼を取るためだけに撮影位置を左サイドに置いたことも何度かある。


彼の写真を公開するなら、今しかないだろうから、今回はイケだけのShooot!です。



一瞬の切り返しに、マーカーの顔が歪む。

フェイントでマークを振り切った瞬間


左ラインでの駆けっこは見慣れたシーン。

そういえば、競り負けたのは見たことがなかったな・・・・

FKを決めたときのシーン。それにしても今井選手の可愛いこと・・・

このシーンを撮影できたことは俺の誇りです

このクロスは、中央から右に走りこむ松田にドンピシャでわたり、シュートまでいった。
惜しくもキーパーにはじかれたが。



池田の怖さを知るDFは、こういうファールを繰り返す。





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池田選手、秋田でプレーしてくれてありがとう。


チームは違っても、彼を見かけたら、俺はまた撮影してしまうだろうな。

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池田選手は、バンディオンセ加古川でプレーすることが決まりました。


2011.2.16の発表
http://blaublitz.jp/whatsnew/3478.html










2010-12-13

横山キャプテン、最後の得点



だいぶ遅くなってしまったけど、

11月28日のホンダロックSC戦でのShooot!




ブラウブリッツ秋田 No.18 横山 聡 キャプテンの、現役最後の得点シーン。




















写真としては大失敗。こんな写真を公開するのは、
それでも、横山選手が成し遂げたことが変わるわけじゃないと思うからだ。


彼の最後の「意地」が、少しでも伝わればそれでいいかと思う。




横山キャプテン、すみません。。
この写真がきっちり止まってれば、いい記念にできたのですが。



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この時は、横山選手のシュートを撮るために取った撮影位置がドンピシャだった。
ピントも、タイミングも、角度も完璧。しかも、俺と横山選手との間には誰もいない。


ただ、暗かった。機材の限界を試すほどに暗かった。
そんな中で、ちょっとだけ、カメラを左に速く振りすぎた。


感度設定を、あと1段上げていれば!!





シャッターを切った瞬間に、やっちまった!と思った珍しい一枚だ。
生涯忘れることのないShooot!になるだろう。






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もう1連写おまけ。





















No.11 松ヶ枝選手のヒールトス。



上の、横山キャプテンのシュートは、このボールをダイレクトボレーで放ったものだ。

混戦となったゴール前で、倒れこみながらもヒール(というか、両足で挟み込ん)でボールをつないだこのプレーは、俺の中で今年度ベストアシスト賞だ。





2010-11-25

2人のサイドアタッカー


最終戦の前に、何枚か、好きな写真をあげておこうと思って。


ますは、先日の町田ゼルビア戦。No.7 眞行寺 和彦 選手。


サイドを全速力で駆け上がり、バックからのロングボールをワンタッチで足元に納めてしまう。

このトラップテクを狙ったShooot!です。思った以上にうまく取れてました。

口元が隠れなければもっとよかったんですが。





次は、横河武蔵野FC戦でのNo.8 池田 昌弘選手。



彼のクロスは、決定的な場面を作り出す。





これはゴール前のスペースを狙っている瞬間のShooot!


シャッター速度が速いのでフリーキック見たいに見えるが、
ドリブルしながらのプレーだ。


惜しくもキーパーに弾かれたが、このときもまた、No.10 松田 正俊選手は、
きっちりと枠内にシュートを打ち込んだ。





2010-11-14

アウェーでの撮影


JFL後期第15節 ブラウブリッツ秋田 対 町田ゼルビア戦。


初めてアウェーで撮影してきた。
アウェー用ユニフォームを着た選手たちを目にしたのは初めてだった。

0-1で負けた。残念だし、悔しい。
だけど、久保田と池田が入った後は、いい攻撃シーンが撮れた。


1点勝負になるのは、相手の実力からして想定できたこと。
後半すぐにこの攻撃陣で臨んでいれば、得点チャンスはもっとあっただろう。



次の3連写 Shooot! は、池田の左からのクロスを真行寺が右で受けてセンタリングし、
それにドンピシャで合わせた松田のボレー。

打った音がスタジアムに反響する、凄まじいシュートだった。
これは、はじいたキーパーを褒めるしかない。


f4.5 1/1000 ISO-800 90mm


f4.5 1/1250 ISO-800 90mm


f4.5 1/1250 ISO-800 90mm


久保田と競ってキーパーがパンチングしたルーズボールをヘッドで。
これは見事ゴールに入ったのだが、その直前にホイッスルがあり、無効となった。



f4.8 1/1250 ISO-800 135mm


ゴール前で激しく競り合う久保田。
彼の捨て身の競り合いが、攻撃のバリエーションと得点チャンスを生むのだ。


f5.3 1/500 ISO-800 200mm



敗戦を受け入れられない様子の松田正俊。1分くらい、このままだった。


f5.6 1/320 ISO-800 300mm



試合開始前のスタジアム。秋田では見たことのない設備。



f11 1/500 ISO-400 70mm (D70)


f7.1 1/800 ISO-400 24mm (D70)



アウェーサポーター席。秋田から弾丸バスで来ていたのだろう。
相手エンドライン際でカメラを構えていても、彼らの歌声ははっきりと聴こえる。
なぜか俺もうれしかった。間違いなく選手たちの力になったと思う。

f4.5 1/800 ISO-800 70mm


今日の入場者数は2,437名だった。
地元のカメラマンに聞いたら、少ないほうだという。ここまで7年かかったそうだ。

次のShooot!は、町田駅の、JRと小田急の接続通路の風景。

f5 1/25 ISO-800 180mm

さすが、スタジアムといい、市の体制といい、気合いが入っている。
ぜひ、秋田からも視察団を送り込んでほしいものだ。
こういうことは、この目で見なけりゃ、わからない。


ところで、町田ゼルビアHPには、既に速報があがっている。
我がブラウブリッツも、このくらいの速報体制をとってもいいと思うのだが、どうだろうか?






2010-10-17

土砂降りの中、U12魁星旗




GROWTH-FCは、男鹿市を起点としたU12とU15のクラブチーム。
今年は息子がU15にいるので、このチームは俺のいつもの被写体になってもらっている。


秋田県のサッカー少年にとって最大の大会、
第30回魁星旗争奪少年サッカー大会」の予選が、昨日、今日と行われ、
幸い我がGROWTH-FCのU12は、無事予選突破してくれた。


この2枚は、今日のピッチコンディションをよく表しているShooot!


f5.6 1/500 ISO800 300mm

f4.8 1/800 ISO800 145mm

対港北FC戦、相手ゴール前ペナルティエリア手前での攻防。

押し気味に試合を進めながらも、1点をリードされたGROWTH-FC。
主力の2人を中心に、繰り返し相手ゴール前に迫ったが、残念ながら0-1のまま敗戦。
2位抜けで予選リーグ突破。

「バシャッ!」という効果音ばりに跳ね飛んでいるのは、泥水ではなく、泥。
これが水なら、顔の高さまで跳ね上がる。


1枚目の、キックの衝撃でボールから泥が吹き飛んでいるシーンを見れば、
どれだけボールが重くなっているか、想像に難くない。


2枚目は、ターン直後に足を滑らせたシーン。両方の足首が完全に泥に埋まっている。

この大会は、毎年のように、土砂降りと嵐のなかで強行される。
ここ5年間で、晴れたのは1回だけ。その時も強風と砂埃に悩まされた。
10月中旬の秋田の天気はこんなものだ。


しかも、この会場は、有数の「ぐちゃぐちゃ」グラウンド。
ピッチ内は深い泥だまりになり、選手たちは写真のようなコンディションで試合させられる。
ボールは飛ばない、転がらない、バウンドが変わる。足は泥につかまり、滑り、転ぶ・・・


ターンもパスワークも使えない。泥にすべてを封じ込まれてしまう。
勝敗は、選手個々の身体能力と、ボールが止まった、足が滑ったといった、「運」が左右する。






半分以上のチームが、こんなピッチ上で、6年生最後の試合を終えた。




天気やピッチ条件もサッカーの一部だし、こんなピッチなればこそ、
本当に強いチームが勝ち残るともいえるのだが、

子供たちに、「今までの全てを出して」「はつらつと」「悔いのない」試合を望むのなら、
日程の再考や、会場選定など、主催側の決断でカバーできることもあるのではないだろうか。



今日は、バケツをひっくり返したような土砂降りに加え、

午後からは雷も発生し、試合中断、決勝トーナメント一回戦の大半が、来週に延期になった。

来週は晴れて欲しい。






2010-10-04

富樫、今期初ゴール!

2010.10.3(日)に行われた、
JFL後期 第10節 ブラウブリッツ秋田 対 Mioびわこ草津。


今回は3-0で快勝。 


押しているけど決めきれない、例のいや~な感じが漂い始めた前半28分、
No.9 富樫豪がゴールを決めてくれた。


いつもより大きくて、いつもより長い歓喜の輪ができた。


秋田出身の彼は、出場するたびに力強いプレーを見せてくれるが、
出場機会が少ないこともあって、今期まだゴールゲットできないでいた。


地元で決めたいと、思っていないはずがない。


チームメンバーも、そんな彼の気持ちを知っていたんだろう。




今回のShooot! は、富樫のシュートから祝福までの連続ショット。
祝福シーンには、このチームの良さが、本当によく表れている。


f5.3 1/250 ISO400 220mm


f5.3 1/250 ISO400 210mm


f5.3 1/250 ISO400 200mm


f5 1/400 ISO400 145mm


f5 1/320 ISO400 180mm



実は富樫選手、ゴール直後のガッツポーズは、こっちを向いていたのだが、
俺もつい、撮影そっちのけで、ガッツポーズしていたので、撮り損ねたのだ。

まあ、俺はカメラマンである以前に、ファンの1人でもあるわけだな・・・




それにしても、松田と高橋が、富樫の上で顔を合わせて喜んでいるシーンは、
こっちもうれしくなってしまう。


JFL得点王、松田正俊の「人」が浮かび上がった、いいショットが撮れた。





2010-09-24

めったにない八橋なのに


ブラウブリッツは、たとえ負けても、「いい試合」をするチームだと思っている。

サッカーをやってる息子たちは、ガイナーレ鳥取戦をみて、すげえチームだと言った。
技術はもちろん、戦術、意識、気合い、すべて彼らのお手本になってくれるチームだと思っている。


いろんな事情はあるだろう。

ケガ、疲労、温存、実験、若手育成、国体・・・。
最初から勝ちに行けない試合ってのもあるんだろう。

でも、今回は久しぶりの「八橋」。


今日失ったものは勝ち点以上に大きかったと思う。
みんな雨で濡れても、ワクワクしながらスタジアムに来てたんだぜ。


というわけで、このshooot!
f5.6 1/160 ISO400 300mm
2010.9.19 対松本山雅FC戦(1-3)
攻めあぐねて、最終ラインでボールを回しているところにプレス&パスカット。
右サイドを抜かれ、GK小野と1:1となったところで、
ゴール前に(これもフリーで)走りこんだ松本山雅No.13石田にパスを送られ、失点。


後半早々、HTで交代した千野と松ヶ枝がフィットする前に食らった3点目。
ゴール前で2人にフリーで走りこまれちゃ、どんなGKだって防ぎようがない。


これだけじゃ悲しいので、このshooot!も。
f5.6 1/200 ISO400 300mm
相手にゲームを支配される中、必死でボールを追いかけるNo.24久保田選手。
後半の彼の1点は、こんな気持ちを積み重ねた結果だろう。



ところで、松本山雅のサポーターはすごかった。
これは、松本山雅FCの選手ならずとも、感動してしまう。


ホームなのに、アウエーのような雰囲気だった。


1サポーターとして、選手にすまないと思った。それは俺だけじゃないだろう。


せめてホームだけでも、たくさんの人に、スタジアムで応援してほしい。





2010-09-17

松田の神髄

今日、こんなページがリツイートされてた。
http://www.tochiyomi.com/shinosuta/?y=2010&m=09&logid=143




ブラウブリッツ10番、松田正俊。




というわけで、このShooot!

f5.3 1/640 ISO-200 210mm


2010.7.25 対横河武蔵FC戦
左サイドを駆け上がった8番池田からのクロスをトラップし、右側からシュートを放った10番松田正俊。
コースは確実に枠をとらえていたが、惜しくもキーパーに阻まれた。




ゴールネットから見え隠れする表情から、松田の思いが伝わる。






まんず試合見れって。惚れるや。



2010-09-14

雨の負け試合




息子が高校のサッカー部に入ったので、
そのチームの試合の写真を撮ることも、俺の楽しみの一つ。


撮影・整理した写真は、チーム内限定で共有している。
それは、選手の記録であり、親の記念。


サッカーの写真なので、毎回似たような絵になるのだが、
それでも試合の雰囲気や場面は毎回違う。


スライドショーにして眺めているだけで、親としてはいい酒の肴になるし、
選手にとってみると、その試合にフラッシュバックするよすがにもなる(と、息子が言っていた)。




1試合数百枚も撮ると、何枚かは、写真としてもそう悪くないのが撮れるときがある。
俺は、「数撃ちゃ当たるかも」派だ。


というわけで。




このShooot!

f5.6 1/60 ISO400 300mm
秋田県 ASリーグ2010 後半戦 第7節 秋田 対 横手清稜戦 (2-5)
試合終了時のベンチ挨拶




雨の中、苦しい試合。


1年生が半分を占めるこのチーム。そう簡単に勝てるはずもない。


でも、それが敗戦の言い訳にならないことを、選手たちが一番よく知っている。