2010-10-17

土砂降りの中、U12魁星旗




GROWTH-FCは、男鹿市を起点としたU12とU15のクラブチーム。
今年は息子がU15にいるので、このチームは俺のいつもの被写体になってもらっている。


秋田県のサッカー少年にとって最大の大会、
第30回魁星旗争奪少年サッカー大会」の予選が、昨日、今日と行われ、
幸い我がGROWTH-FCのU12は、無事予選突破してくれた。


この2枚は、今日のピッチコンディションをよく表しているShooot!


f5.6 1/500 ISO800 300mm

f4.8 1/800 ISO800 145mm

対港北FC戦、相手ゴール前ペナルティエリア手前での攻防。

押し気味に試合を進めながらも、1点をリードされたGROWTH-FC。
主力の2人を中心に、繰り返し相手ゴール前に迫ったが、残念ながら0-1のまま敗戦。
2位抜けで予選リーグ突破。

「バシャッ!」という効果音ばりに跳ね飛んでいるのは、泥水ではなく、泥。
これが水なら、顔の高さまで跳ね上がる。


1枚目の、キックの衝撃でボールから泥が吹き飛んでいるシーンを見れば、
どれだけボールが重くなっているか、想像に難くない。


2枚目は、ターン直後に足を滑らせたシーン。両方の足首が完全に泥に埋まっている。

この大会は、毎年のように、土砂降りと嵐のなかで強行される。
ここ5年間で、晴れたのは1回だけ。その時も強風と砂埃に悩まされた。
10月中旬の秋田の天気はこんなものだ。


しかも、この会場は、有数の「ぐちゃぐちゃ」グラウンド。
ピッチ内は深い泥だまりになり、選手たちは写真のようなコンディションで試合させられる。
ボールは飛ばない、転がらない、バウンドが変わる。足は泥につかまり、滑り、転ぶ・・・


ターンもパスワークも使えない。泥にすべてを封じ込まれてしまう。
勝敗は、選手個々の身体能力と、ボールが止まった、足が滑ったといった、「運」が左右する。






半分以上のチームが、こんなピッチ上で、6年生最後の試合を終えた。




天気やピッチ条件もサッカーの一部だし、こんなピッチなればこそ、
本当に強いチームが勝ち残るともいえるのだが、

子供たちに、「今までの全てを出して」「はつらつと」「悔いのない」試合を望むのなら、
日程の再考や、会場選定など、主催側の決断でカバーできることもあるのではないだろうか。



今日は、バケツをひっくり返したような土砂降りに加え、

午後からは雷も発生し、試合中断、決勝トーナメント一回戦の大半が、来週に延期になった。

来週は晴れて欲しい。






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